HISTORY 歴史
学園都市として発展を遂げ、永きに渡り築かれ、
受け継がれてきた邸宅街、世田谷区成城。
受け継がれてきた邸宅街、世田谷区成城。
時を紡ぎ緑陰が醸す、成熟の街並み
低層の住宅を中心とした穏やかな街並みが広がる現地周辺。「成城学園」から始まり学園都市として発展を遂げてきた成城エリアでは、現地周辺にも小学校や中学校などの教育施設が多く揃っていることから、学園都市の歩みを感じさせ、文教が薫る場所として広く知られています。さらに作家や文化人、また成城一丁目にある「東宝スタジオ」の影響から映画関係者らが移り住むなど、文化・芸術の趣も深く感じることができます。
成城の礎を築きあげたパイオニア達の功績
現在の世田谷区成城の街の始まりは、澤柳政太郎とその後の都市計画に大きく貢献した小原國芳による働きが大きいといえます。成城という学園都市の幕開けは、1925年（大正14年）、澤柳政太郎が創立した成城学園の前身となる成城小学校を現在の成城に移転したことに端を発します。その後、当時主事であった小原國芳が卓越した手腕で学校建設を推し進めてゆきました。また小原は一方で、駅を招致して宅地開発を進め、この地に一大学園都市を築きあげました。今なおその精神は受け継がれ、都内でも有数の邸宅街として美しい街並みが残されています。
成城憲章
成城エリアは宅地開発の創成時、住宅と街路を広く設け、庭園と生け垣を住まいに設置することで、緑豊かな学園都市が創られてきました。また街並みと寄り添うように、国分寺崖線の豊かな自然が残された場所でもあります。特に、成城1丁目～9丁目区域には、成城本来の姿と気品ある街並みを受け継ぎ発展させてゆくこと、護り続けてゆくことを地域住民の願いとして広く宣言した「成城憲章」が制定されています。緑の保全や建物制限など遵守すべき規範がこの街を大切に想う住民の高い意識により培われています。
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